地図代数を用いた井戸のアクセス性の空間解析

4. 条件 2: 井戸から300メートル以内に産業、鉱山、埋立地がないこと

4.1. 工業、鉱山、埋立地をTrue、その他の建物をFalseとしたBool型ラスタを作成する

1. プロセッシングツールボックスラスタ解析 | 区分表(テーブル)で再分類を選択します。

reclassify by table menu

区分表(テーブル)で再分類ダイアログが表示されます。ルックアップテーブルを使用して、buildgラスタを再分類していきます。

2. 下の図のようにダイアログに入力します。

reclassify by table

ここでは、ルックアップテーブルから除外された値について、出力レイヤーのnodata値を指定できます。分類区分の境界上の扱いは、値がルックアップテーブルの行の範囲に含まれるか除外されるかを定義します。ここでは、範囲は使用せず、各値を再分類します。したがって、min <= value <= maxを選択します。出力のデータ型には、出力値が整数であることから、Int16を使用しています。

3. 次にルックアップテーブルの設定です。 Browse buttonをクリックします。

4. 下の図のようにルックアップテーブルを入力します。
lookup table

5. OKをクリックし実行します。処理が終わったらダイアログを閉じます。

6. 結果を確認します。鉱山、工業、埋立地は1、その他のクラスは0です。識別ツールidentify tool buttonを使用して、マップをクリックします。右下のパネルに、識別結果が表示されます。これは、レイヤーパネルで選択されたレイヤーのピクセルの値を表示します。ピクセル値を見るためには、列のサイズを変更する必要があるかもしれません。

見た通りに、industryはブール値のレイヤーなので、先ほどと同じようにカテゴリ値パレットレンダラーでスタイルを設定する必要があります。

7. industryレイヤをスタイリングします。