地図代数を用いた井戸のアクセス性の空間解析

7. 結果を報告する

7.2. ラスタ値のサンプリング

点ベクタレイヤのwellsには、Accessibilityというフィールドのみが含まれています。しかし、属性テーブルに他のデータを含めることは、より実用的になります。Point sampling tool pluginを使って、このプロジェクトのラスタレイヤーをサンプリングし、その情報をポイントの属性テーブルに追加することができます。

1. Point sampling tool プラグインをインストールします。

2.レイヤパネルで、サンプリングしたいレイヤーの前のボックスのみをチェックし、他はチェックを外します。dtm, welldepth, gwdepth, notdeep, ind300m, roads150m, houses150mのレイヤーを選択します。
3. Point sampling tool ボタン point sampling tool buttonをクリックします。

4. Point Sampling Tool ダイアログのGeneralタブでlayer containing sampling pointsとしてwells.shpを選択し、Layers with fields/bands to get values from で全てを選択します。Output point vector layer を wells_final.shpとして保存します。

point sampling tool general

5. Fields タブをクリックします。

6. 必要に応じて、出力フィールドに付与される属性名を編集します。

point sampling tool fields

7. OKをクリックし閉じます。

8. wells_finalの属性テーブルを開き、結果を確認します。
wells final attribute table