チュートリアル: 複数のサブ流域を定義する
Site: | OpenCourseWare for GIS |
Course: | QGIS上級者向けチュートリアル |
Book: | チュートリアル: 複数のサブ流域を定義する |
Printed by: | Guest user |
Date: | Tuesday, 21 January 2025, 2:22 AM |
1. 概要
別のチュートリアルでは、特定の流出口の集水域を定義する方法を学びました。しかし、時には、複数の流出口や集水域内のすべてのサブ集水域に対してこれを行いたい場合もあると思います。
このチュートリアルの後には、以下のことができるようになります:
- デジタル化された注水ポイントを川の境界線にスナップする。
- スナップされた注水点の集水域を定義する
- 集水域内のすべてのサブ集水域の注水ポイントを作成する。
- 集水域内のすべてのサブ集水域を定義する
2. 注水ポイントをデジタル化
まず、注水ポイント(それらの点が影響を与えるエリア、つまり集水域を定義したポイント)をデジタル化します。
1. QGISを起動します。
2. メインメニューの プロジェクト | 開く | GeoPackage... と進みます。
3. GeoPackage からプロジェクトを読み込むダイアログで、data_multiple_subcatchments.gpkg GeoPackage を参照し、Multiple_Subcatchments プロジェクトを選択し、OK をクリックします。
このプロジェクトでは、Rur流域の境界、水文、フィルされたDEMが表示されています(DEMのフィルについては、河川と流域の境界線のチュートリアルで説明されていますが、このチュートリアルのステップに従う前に、自分のデータに適用する必要があります)。
ここでは、いくつかの流出口をデジタル化するための背景地図を追加します。 OpenStreetMapを使います。
4. QuickMapServices プラグインをインストールします。メインメニューの プラグイン | プラグインの管理とインストール... に進みます。
5. QuickMapServices プラグインをインストールし、画面を閉じます。
6. メインメニューの Web | QuickMapServices | OSM Standard に進みます。
7. レイヤパネルのレイヤ名の前にあるチェックボックスのチェックを外して、DEMとHillshadeを非表示にします。