チュートリアル: グラフィカル・モデラーで河川と集水域の定義を自動化する

3. 河川を定義するグラフィカルモデラーを作成する

3.6. 流出口を定義された河川にスナップする

次のステップは地図上でデジタイズされた流出口を前回のステップで定義した河川にスナップさせます。

1. 入力パネルでベクタレイヤをダブルクリックします。

2. ベクタレイヤパラメータ定義説明Outlet on mapとタイプし、ジオメトリ型ポイントにします。手動にはチェックを入れたままにしておきます。

3. OKをクリックします。

スナップの許容範囲の入力をもう一つ追加します。

4. 入力パネルで数値をダブルクリックします。

5. 数値パラメータ定義ダイアログで説明Toleranceとタイプし、数値型浮動小数点数(Float)を選択し、最小値に30、最大値に500、デフォルトに100メートルを設定します。手動にはチェックを入れたままにしておきます。

6. OKをクリックします。

7. アルゴリズムパネルにいってジオメトリをレイヤにスナップアルゴリズムをダブルクリックします。

8. ジオメトリをレイヤにスナップダイアログで、説明Snap outlet to delineated streamに変更し、入力レイヤにはOutlet on mapを、スナップで参照するレイヤには前のステップで出力された河川を、許容範囲にはToleranceの入力値を選択します。動作ルールを「最近傍点を優先し、必要に応じて頂点を追加する」に変更します。

9. OKをクリックします。

ここで、後に集水域の定義で使用することになる座標を属性テーブルに追加する必要があります。

10. アルゴリズムパネルで、ジオメトリ属性の追加アルゴリズムをダブルクリックします。

11. ジオメトリ属性の追加ダイアログで説明Save outlet with coordinatesとタイプします。入力レイヤスナップされたジオメトリの出力を選択し、レイヤをSnapped outletとして保存します。

12. OKをクリックします。

モデルは次の図のように見えているかと思います。

Model stream delineation complete

13.  をクリックしてモデルを保存します。

14. グラフィカルモデラーウィンドウを閉じます。