チュートリアル: 河川の到達時間を計算する (Kirpich方程式)
2. 河川の最長のパスを選択する
この最初のステップでは到達時間を計算したい河川の最長のパスを選択します。残念なことにそれを選択する簡単なツールはありませんので、手動で行っていきます。
1. QGISを起動します
2. このチュートリアルで使用するGeoPackageからKirpichプロジェクトを開きます。メインメニューのプロジェクト | 開く | GeoPackage... を選択します。
3. GeoPackageからプロジェクトを読み込むダイアログで、Kirpich_data.gpkg を参照し、Kirpich をプロジェクトとして選択します。
プロジェクトは集水式ポリゴン(catchpoly)、 channels、 DEM (SRTM 1-Arc Second)を含んでおり、陰影起伏図とのブレンディングを用いてスタイリングされています。
4. channelsをクリックします
5. 地物を選択 アイコン をクリックします
6. ここで上流から下流まで河川の最長となる線分を選択していきます。<shift>ボタンを押しながら線分を追加します。必要であればズームインしてください。マウスのスクロールボタンでズームイン・アウトしたり、スペースキーと組み合わせてマウスでパンすることができます。もし間違えて別の線分を選択してしまった場合はもう一度クリックすれば選択を解除できます。
最長のパスを選択した後は上の画像のように黄色になるはずです。
この最長パスを新しいレイヤーとして出力します。
7. レイヤーパネルのchannels上で右クリックし、エクスポート | 選択地物の保存... を選択します。
8. ダイアログでこれを Kirpich_data のGeoPackageにriverというレイヤ名でOKをクリックして保存します。
9. channelsからriverにスタイルをコピーします: channels 上で右クリックし、 スタイル | スタイルをコピー | 全スタイルカテゴリ... を選択し、and click right on Kirpich_data river 上で右クリックし、 スタイル | スタイルの貼り付け | 全スタイルカテゴリ を選択します。
10. channels レイヤを削除します。
これで河川の最長パスだけが表示されました。
次のステップでは最長パスのそれぞれの線分を一つにまとめて(dissolve)いきます。