チュートリアル: GRASSツールを用いて河川と集水域の境界線を求める
Conditions d’achèvement
5. 河川を定義する
前セクションでは、河川を決定するための累積流量の閾値を決定しました。ここでは、その閾値を使って、河川を定義していきます。
1. プロセッシングツールボックスで GRASS | ラスタ (r.*) | r.stream.extractと進みます。
2. r.stream.extractダイアログで、標高ラスタにDEM_filledを、累積流量ラスタに accumulationを選択します。河川の最低累積流量の値を50000セルに変更します(これは前のセクションで決定した値です)。河川IDのベクタを streams.gpkg に保存します。他の出力は必要ありません。
3. 詳細パラメータの中のv.out.ogr出力タイプをlineに変更します。
4. 実行をクリックします。処理が終わったらダイアログを閉じます。ログの赤い警告は無視します。
* 1: これは、ラインベクターに対する GeoPackage 出力フォーマットでのみ動作します。シェープファイルの場合は空のレイヤーになります。
* 2: 累積流量ラスタはオプションです。これを指定しないと、累積流量を再度計算しますが、結果は前のセクションで計算したものとは若干異なります。
r.stream.extractのより詳細な情報についてはマニュアルを参照ください。
5. streamsベクタレイヤのスタイルを設定します。
これで、河川の決定ができたので、集水域を作りたい河川の流出口を決定することができます。