チュートリアル: グラフィカル・モデラーで河川と集水域の定義を自動化する
3. 河川を定義するグラフィカルモデラーを作成する
3.2. DEMの再投影とクリップ
次のステップでは、DEMモザイクをUTMゾーン32N/WGS-84に再投影し、バウンディングボックスでDEMをクリップします。これは一つのツールで行うことができます。
まず、入力ベクターレイヤーとしてバウンディングボックスポリゴンを追加する必要があります。
1. 入力パネルにもう一度切り替えて、ベクタレイヤをダブルクリックします。
2. 説明にBounding boxとタイプし、ジオメトリ型にポリゴンを選択します。手動にチェックを入れたままにしておきます。
こうすることで、ユーザーはバウンディングボックスポリゴンのベクトルレイヤを用意しなければならなくなります。
3. OKをクリックします。
4. ここでアルゴリズムタブに切り替えて、再投影(warp)を検索しダブルクリックします。
5. 再投影(warp)ダイアログで説明にReproject and clip DEMと入力します。
6. 入力レイヤで ボタンをクリックし、アルゴリズム出力を選択します。
他には一つのアルゴリズムしかないので、Mosaic DEM Tiles処理の出力が自動的に選択されます。
変換元CRSは既知なので空欄のままにしておきます。変換先CRSは提供されているバウンディングボックスレイヤーのものに変更する必要があります。
7. 変換先CRSで ボタンをクリックし、モデル入力を選択します。
Bounding boxレイヤが自動的に選択されます。
8. 元のピクセル値を可能な限り保存するために、リサンプリング法を最近傍(Nearest Neighbour)で使用するようにしてください。出力バンドのNodata値を-9999に設定します。変換先CRSの単位での解像度を30mに設定します。
ダイアログは次のようになっているはずです。
次にバウンディングボックスの範囲でクリップする必要があります。
9. Show advanced parameters ボタンをクリックします。
10. 出力ファイルの矩形範囲でモデル入力を選択し、Bounding boxレイヤを選びます。
11. OKをクリックします。
これで画面は次の図のように見えているはずです。
次のステップに進みましょう。