7. 結果を報告する

7.3. 解析結果のスタイリング

ここで、レイヤーのスタイル設定を行います。

結果を表示する最初のステップは、井戸にアクセスできるかどうかでwells_finalデータのスタイルを決めることです。

1. レイヤパネルでOpen layer styling panel buttonをクリックしてレイヤスタイルパネルを開きます。wells_finalを対象レイヤに設定します。

2. 単一定義(single)からカテゴリ値による定義(categorized)に変更します。値(value)Accessibleに変更し、分類をクリックします。

3. このレンダラーを使用する場合、QGISはNULL値をキャプチャするカテゴリを作成します。ここでは、Accessible列にNULL値を持つ井戸はありません。その他の値になっているエントリを選択し、削除minus buttonボタンをクリックして削除します。値が1の井戸には、4mmの大きさの緑のシンボルを付け、値が0の井戸には、大きさが2mmの赤色を付けます。

4. 凡例のカラム名をが1のものをAccessibleに、がゼロのものをInaccessibleに変更します。

styling wells

5. レイヤスタイルパネルを下にスクロールしていくとレイヤレンダリングセクションがあります。拡げて描画エフェクトを選択します。効果をカスタマイズcustomize effects iconアイコンがアクティブになります。そのアイコンをクリックし効果のプロパティパネルを開きます。ここでは、インナーグロー、アウターグロー、ドロップシャドウとその他の効果を追加できます。ドロップシャドウにチェックを入れます。ドロップシャドウ効果を選択するとその設定項目が現れます。オフセットの距離を1mmに小さくしましょう。go back buttonボタンを押してメインのスタイルパネルに戻ります。

styling dock labels

6. レイヤスタイルパネルのラベルタブlabeling settingsに切り替えます。

7. なし単一定義(single)に変更します。値(value)welldepthに設定します。

ここでは、「ハードコピーマップからのデータ作成(Preparing Data from Hardcopy Maps)」のセクションの最後にピークのラベル付けを行ったときとよく似たラベル付け式を使用します。ラベルがWell Depth: 76.4 mのように表示されるように式を設定していきます。

8.  expression buttonボタンをクリックし式ダイアログウィンドウを開きます。 

9.まず、井戸の深さの値の前に文字列「Well Depth」を追加するには、既存の式の前に’Well Depth: ’を追加します。

10. 2つ目のコンポーネントを実現するには、format_number関数を使用します。検索ボックスを使ってformat_number関数を見つけます。これをwelldepthフィールドの直前に挿入します。この関数は数値と小数点以下の桁数を必要となります。数値はwelldepthフィールド、小数点以下の桁数は2となります。

11. 文字列連結 String concatenation演算子と and the the 新しい線 new line operator演算子を使うといい感じにラベルをフォーマットして単位を最後に追加できます。

12. 式は以下のようになるでしょう。'Well Depth:'|| '\n' || format_number(welldepth,2) || ' m'

13. フォント を sans serif フォントにし、大きさを9ポイントにします。

14. 配置 label placement tab iconタブに切り替え、モード点からのオフセットに設定します。 配置する象限を右下に設定し、オフセット量(X, Y)を1.5mmに設定します。

well label placement

15. 最後に自動配置設定 Automated placement settings ボタンをクリックし配置エンジンの設定ウィンドウを開きます。地図の端のラベルは省略のチェックを外します。これはラベルが切れてしまうことを防ぎます。

16. スタイリングを完成させるために、dtmレイヤを設定していきます。レイヤスタイルパネルで、このレイヤをターゲットレイヤにします。カラーランプのドロップダウンをクリックし、カラーランプを新規作成を選択します。

17. カラーランプのタイプウィンドウが開きます。カタログ:cpt-city をタイプとして選択します。OKをクリックします。

18. Cpt-city カラーランプ ウィンドウが開きます。 Topography カテゴリを選択します。

19. sd-a を選択しOKをクリックします。

このカラーランプをスタイルライブラリに保存できることをご存知でしたか?これを行うには、カラーランプのコンテキストメニューにアクセスし、カラーランプを保存を選択します。新しいカラーランプを保存ウィンドウが開き、名前とタグを付けることができます。

20. レイヤレンダリングセクションまでスクロールし、混合モード通常(Normal)に戻します。

21. 最後にdtmレイヤを右クリックし、コンテキストメニューからレイヤを複製を選択します。

22. dtm コピー レイヤを above the dtm レイヤの上にドラッグして重なるようにします。

23. レイヤスタイルパネルで、この複製したdtmレイヤーをターゲットレイヤーにします。レンダラーを陰影図(hillshade)に変更します。レイヤレンダリングセクションまでスクロールダウンし、混合モード乗算(Multiply)に戻します。

wells final