5. 井戸の密度の算出

これで、調査地域(帯水層の場合もあります)内の井戸が揃いましたので、井戸の密度を計算することができます。

1. プロセッシングツールボックスを開く:メインメニューのプロセッシング|ツールボックスを選択します。

2. プロセッシングツールボックスでベクタ解析 | ポリゴン内の点の数を選択します。

3. ポリゴン内の点の数ダイアログでStampriet_boundaryポリゴンとして、boreholes_clippedポイントとして選択します。カウント属性名No of boreholesに変更します。カウントの出力をStampriet_Data GeoPackageにStampriet study areaというレイヤ名で保存します。

この出力の名前を使っているのは、このツールがStampriet_boundaryポリゴンのコピーを作成し、No of boreholesフィールドを追加しているからです。GeoPackageにはまだ調査地域の境界がなかったので、このように追加します。

4. 実行をクリックします。処理後に閉じるをクリックします。

Note that if your input has multiple polygons (e.g. different aquifers) it will produce the count per polygon. You can apply the next steps then to calculate the borehole density for all polygons.

5. Stampriet_boundaryのスタイルを Stampriet study areaにコピーします レイヤパネルでStampriet_boundaryを右クリックし、スタイル | スタイルのコピー | 全スタイルカテゴリを選択します。さらにStampriet study areaを右クリックしスタイル | スタイルの貼り付け | 全スタイルカテゴリを選択します。

6. レイヤパネルからStampriet_boundaryを削除します。

それでは、Stampriet study areaの属性テーブルを見てみましょう。

7. レイヤパネルで、Stampriet study areaを右クリックし、属性テーブルを開くを選択します。

調査対象地域には64の井戸があることがわかります。

次に、調査対象地域のポリゴンの面積を計算する必要があります。

8. 属性テーブルで  ボタンをクリックし編集モードに切り替えます。

9.  をクリックしてフィールド計算機を開きます。

10. フィールド計算機ダイアログで、出力する属性(フィールド)の名前Area (km2) フィールド型小数点付き数値(real)を選択し新しいフィールドを作成します。

11. の下で中央のパネルからジオメトリ | $areaを選択し、$areaをダブルクリックして式に追加します。AREA は、多角形の面積を地図の単位で計算します。ここではm2とします。次のようにして式を完成させます。
$area / 1000000

ボタンを使って割り算を追加します。

12. OKをクリックします。

下の図のようになります。

次に、井戸の密度を計算します。

13. をクリックしてフィールド計算機を開きます。 

14. フィールド計算機ダイアログで、出力する属性(フィールド)の名前Borehole density per km2 フィールド型小数点付き数値(real)を選択し新しいフィールドを作成します。以下の式を使用します。

 "No of boreholes"  /  "Area (km2)"

フィールドを追加するには、中央パネルのフィールドと値にあるフィールド名をダブルクリックしてください。 ボタンを使って割り算を追加します。

15. OKをクリックします。

16.   をクリックして編集モードをオフにしポップアップで保存をクリックして結果を保存します。

計算では、調査対象地域の井戸の密度は0.2/km2になりました。

次のセクションでは、プロジェクトにDEMを追加します。