地図代数を用いた井戸のアクセス性の空間解析
Completion requirements
このチュートリアルでは、地図代数を使って井戸のアクセス性を判断します。このチュートリアルは、Kurt Menke氏 (Bird's Eye View GIS)と共同で作成しました。
3. 条件 1: 家屋や道路から150メートル以内の井戸
3.3. 家の周りに150メートルのゾーンを作る
これで家だけのレイヤーができたので、家の周囲150mのゾーンの計算を行っていきます。ここでは、家の周囲150mのゾーン内ではTrue(1)、家から150m以上離れた場所ではFalse(0)となるブール型レイヤーを作成します。
1. メインメニューでラスタ | 解析 | 特定値までの距離(proximity)を選択します。
2. 特定値までの距離(proximity)ダイアログで、入力レイヤとしてhousesレイヤが選択されていることを確認します。距離の単位を地理座標に設定します。最大距離(これ以上の距離はnodataになる)に150mと入力し、最大距離以内のピクセルに(距離ではなく)固定値を付与するに1と入力します。出力のデータ型をByteにし(0と1しか使わないからです)、出力ファイルをhouses150m.tifとします。その他の設定はデフォルトのままにしておきます。
3. 実行をクリックし、計算が終わったら閉じるをクリックします。
4. ブール型地図をスタイリングします。Trueのピクセルを緑に、Falseのピクセルを赤にします。