チュートリアル: 河川の縦断プロファイルを作成する
3. 特定の河川を選択しエクスポートする
前のセクションではOpenStreetMapから対象エリアの全河川をダウンロードしました。このセクションではRur川を選択し、新しいレイヤとしてエクスポートします。
1. waterway_river を右クリックし、属性テーブルを開くを選択します。
属性テーブルのデータを確認します。河川の名称がnameフィールドにあることがわかります。RurとRoerの名前を持つ河川を選択しましょう。Rurはドイツ語の名称で、Roerはオランダ語の名称なので、両河川併せて一つの川とみなせます。
2. 属性テーブルで、式による地物選択アイコン をクリックして地物を選択します。
3. 次の式をタイプします: "name" = 'Rur' or "name" = 'Roer'
こうすることでRurという名前とRoerという名前の地物全てを選択できます。
4. 地物を選択をクリックしダイアログを閉じます。
これでこれらの河川が地図キャンバス上で黄色に選択され、属性テーブル上では青色で選択されるようになりました。
5. レイヤパネルで waterway_river を右クリックし、 エクスポート | 選択地物の保存... を選択します。
6. ベクタレイヤを名前をつけて保存ダイアログ...で、data_longitudinal_profile.gpkg GeoPackageにRur_riverというレイヤ名でレイヤを保存します。座標系をプロジェクトと同じ物(EPSG:32632)に変えてOKをクリックします。
7. waterway_river をレイヤパネルから削除します。
次に、河川レイヤーを少し整理する必要があります。 一部のセクションは主要な川の一部ではありません。
8. 編集ツールばーの編集モードを切替 をクリックします。
9. を使っておかしな部分を選択し、<Delete>ボタンを押します。全て削除できたか確認しましょう。
10. 編集モードを切替 をもう一度クリックし、保存をクリックします。
河川は多くのセグメントで構成されています。最終ステップとして正しい河川レイヤを作るために地物をまとめ(dissolve)ます。
11. メインメニューの ベクタ | 空間演算ツール | 有効(Dissolve)... を選択します。
12. 融合(Dissolve)ダイアログでは、Rur_river を 入力レイヤとして選択し、それ以外はデフォルトの設定のまま、data_longitudinal_profile.gpkg GeoPackageにRur_river_dissolvedという出力レイヤ名で保存します。
13. 実行をクリックします。プロセッシングの後ダイアログを閉じます。
14. レイヤパネルから data_longitudinal_profile Rur_riverレイヤを削除します。
15. Rur_river_dissolved レイヤをスタイリングします。ダークブルーにします。
これで完全なRur川ができました。次のセクションで河川に沿って一定距離で標高を付与していきます。