チュートリアル: DTMから地形湿潤指数(Topographic Wetness Index)を計算する
Aggregazione dei criteri
3. 傾きを度数とラジアンで計算する
TWIを計算するには、ラジアン単位の傾きが必要です。ラスタ解析ツールを使用すると、度単位とパーセンテージ単位の傾きを計算することができます。そこで、まず度単位の傾きを計算し、その値をラジアンに変換します。
1. メインメニューのラスター | 解析 | 傾斜(slope)...と進みます。
2. 傾きダイアログで、入力レイヤーとして dtm_voidfilled を選択します。Hornの公式ではなく、Zevenbergen Thorneの公式を使用するにチェックを入れます。Zevenbergen Thorneの公式はレリーフが少ない場合に有効ですが、急峻な部分にはHornの式を使用します。出力する傾斜(slope)レイヤとして slopedegrees.tif を選択します。
3. 実行をクリックします。処理が終わったらダイアログを閉じます。
後に自然対数 (ln) を計算することになるので、傾きが 0 度の画素があるかどうかをチェックする必要があります。
4. slopedegreesを右クリックし、プロパティを選びます。
5.レイヤプロパティダイアログで情報タブに進んで、最小値(STATISTICS_MINIMUM)をチェックします。
この場合、最小勾配は0よりも大きいので、次に進むことができます。しかし、最小勾配が0の場合は、以下の手順を実行する必要がありますが、それは何の影響もないので、このデータにも適用できます。
6. キャンセルをクリックして、レイヤープロパティダイアログを閉じます。
7. メインメニューからラスタ | ラスタ計算機と進みます。
8. ラスタ計算機では次の公式を作成します:
( "slopedegrees@1" <= 0 ) * 1 + ( "slopedegrees@1" > 0 ) * "slopedegrees@1"
9. 結果をslopedegrees_modified.tifに保存し、OKをクリックします。
度からラジアンに変換するには、ピクセル値に 0.01745 を乗算する必要があります。
10. ラスター計算機に戻り、次の式を計算します。:
"slopedegrees_modified@1" * 0.01745
11. 結果をsloperadians.tifに保存し、OKをクリックします。
12. 結果を黄色から赤にスタイリングします。
13. 他の傾きのレイヤを削除します。
次のステップでは、DTMの各ピクセルの上りの傾斜の集水域を計算します。