4. Inputを使用したデータの入力とフォームの編集

プロジェクトにアクセスする

1.Google Play StoreもしくはApp StoreからInputアプリをインストールします。 

初めてアプリケーションを開くと、ホーム画面が表示されます。この画面では、ローカル(/sdcard/INPUTフォルダの下)に保存されている全てのプロジェクトが表示されます。

Input Home

2. Mergin クラウド上のプロジェクトにアクセスするには、My projectsを選択してください。Merginにログインするには、ログイン情報が必要です。

Login Input

ログインすると、プロジェクトの右にあるダウンロードボタンを押すことで、プロジェクトをダウンロードしてローカルで作業することができます。

3. 下向き矢印で雲アイコンをタップすると、前のセクションで作った調査プロジェクトをダウンロードできます。

Input My Projects

プロジェクトはローカルにダウンロードした後、Inputで利用可能になります。

4. Homeを選択し、ダウンロードしたプロジェクトを見ることができます。

Input homescreen

5.  下のプロジェクトをタップしてInputで開きます。

これで地図テーマの一つが表示されるようになりました。

Input project

背景レイヤを変更する

QGIS で作成した 地図テーマを使って、表示する背景レイヤーを変更することができます。
6. More ボタン Input more buttonをタップします。
7. Map themesを選択します。
Input_more_menu

8. Sentinel True Colourを選択します。
Input map_themes
InputがSentinelトゥルーカラーの画像を背景として対象エリアの境界線と一緒に表示できるようになりました。 

9. Boundaryレイヤーポリゴンの境界線をタップすると属性が表示されます。


地物の追加と編集

ここでは、調査レイヤー(Groundtruth)に地物を追加します。

10.  地物を追加するには、下の方のパネルから Record ボタン Input record button をタップします。Recordボタンをタップすると編集可能な全てのレイヤがリストアップされます。今回はGroundtruthレイヤだけです。

Input survey layer

Inputでは、地物をキャプチャするための2つのモードがあります。

  • GPSロケーションまたはストリーミング(ライン/エリアをキャプチャしている場合)

  • フリーハンド:線や領域にポイントやノードを追加する

ポイントをキャプチャする

調査レイヤーはポイントレイヤーで、GPS位置に十字線を表示します。

11. 調査している区画に地図を移動し、「Add PointInput Add point button」をタップします。Move the map to the parcel that you are observing and tap Add Point Input Add point button. 十字線より下の点が記録位置となります。必要に応じて「GPSInput GPS buttonをタップすることで、自分の位置に戻ることができます。必要であれば、他の地図のテーマに切り替えて、より良い方向付けをすることができます。

Input Add point to parcel

12. フォームに入力します。カレンダーボタンInput Calendar buttonをタップすると現在の日付/日時は自動的に入力されます。選択肢に依存しているフィールドは赤色で表示されます。

Input form

13. Save Input save point button をタップし調査レイヤの属性テーブルにフォームデータを保存します。

キャプチャされたポイントを編集する

現場にいる間に、フォームのどこかを修正したいと思うかもしれません。
14. 先ほど作成したポイントをタップします。QGIS で定義されている通りのプレビューが表示されます。

Input point preview panel
15. 編集ボタンInput edit buttonをタップしフォームを編集できます。  Edit geometry Input Edit geometry buttonをタップすることでポイントの場所を変更することも可能です。Save Input save point button をタップすると変更を保存します。もしアイテムを削除したければ、ゴミ箱 Input recycle binをタップします。

データ/プロジェクトの同期


ネットワークに接続されていれば、Merginサービスを通じて変更内容をアップロードすることができます。
16. 下のパネルから Projects Input projects buttonをタップします。
17. My projects Input My Projects buttonをタップします。
Input Sync buttonボタンをプロジェクトの隣に見つけられます。
Inputは自動的に変更されたプロジェクトに同期アイコンフラグをたてます。
18.Input Sync button  をタップし、Merginで編集内容を同期します。
Input Synch my project

同様に、プロジェクトとそのデータが Mergin サービスで更新された場合、変更内容をローカルコピーに同期するように通知されます。

データをQGISにダウンロードする

次に、QGIS でさらにデータを処理したいと思います。
Mergin プラグインを使用すると、QGIS でプロジェクトを同期させることができます。
19. ブラウザパネルのMerginの下のプロジェクトで右クリックします。
20. Downloadを選択します。
21. フォルダパスを設定するための新しいウィンドウが表示されます。元のプロジェクトのプロジェクトフォルダを選択します。
22. プロジェクトがダウンロードされたら、Open the downloaded projectを選択します。

23. 属性テーブルのフォームビューを使って結果を確認します。
QGIS Form view of the attribute table

これでこのチュートリアルは終了です。
以下に、線やエリアをキャプチャするためのいくつかの手順を示します。

線やエリアをキャプチャする

調査レイヤーが線またはエリアの場合、下部のパネルは下の図のように変化します。


次のように行います

  • Add point Input Add point button ボタンを使って地図上で手動でナビゲートしていくことで線やエリアの形を定義していきます。

  • GPSをストリームしてラインやエリアを形成したい場合は、左下のGPSボタン Input GPS buttonを長押ししてください。

終了したら、Doneを押します。地物がエリアの場合は、最後のポイントを最初のポイントに結合してシェイプを閉じます。