3. 注水ポイントをスナップする

注水点が水路(hydrography)レイヤ上にある場合にのみ、(サブ)集水域を定義することができます。そうでなければ、このモデルには川がありません。水路(hydrography)レイヤに注水ポイントをスナップすることでそれを実現できます。

1. プロセッシングツールボックスを開きます。メインメニューでプロセッシング | ツールボックスと進み、プロセッシングツールボックスパネルを開きます。

2. プロセッシングツールボックスで、ベクタジオメトリ | ジオメトリをレイヤにスナップを選択します。

3. ジオメトリをレイヤにスナップダイアログで、入力レイヤとしてPour pointを選択し、参照レイヤとしてRur hydrographyを選択します。許容範囲を100 mに変更します。これは、点を線にスナップするために検索する半径です。動作ルールを「最近傍点を優先し、必要に応じて頂点を追加する」に変更します。結果に問題がなければ、この設定で実行してみてください。スナップされるジオメトリをプロジェクトの GeoPackage にレイヤ名 Snapped pour points で保存します。

4. 処理が終わったら実行をクリックしてダイアログを閉じます。

5. 結果を確認します。

これで、注水ポイントをスナップしたので、次のセクションでは、その集水域の定義をできるようになりました。