チュートリアル: QGIS、MerginとInputを使った現場調査
2. プロジェクトの準備
2.1. ラスタの背景レイヤを追加する
このセクションでは、Sentinel 2のTrueカラーの画像を追加し、同じ手順を使用してSentinel 2のFalseカラーの画像を追加します。
1. QGISデスクトップを開きます。
2. ブラウザパネルに行きます。
3. このチュートリアル用にダウンロードしたSentinel 2サブセットを探し、地図キャンバスにドラッグします。
提供されているSentinel 2サブセットには以下が含まれています。
- バンド 2 (青)
- バンド 3 (緑)
- バンド 4 (赤)
- バンド 8 (近赤外)
ファイルではそれぞれがバンド1から4として保存されています。トゥルーカラーとして構成するには、R=3、G=2、B=1のバンドを使う必要があります。
レイヤのスタイリング
4. レイヤパネルに行きます。
5. をクリックしてレイヤスタイルパネルを開きます。
6. マルチバンドカラーレンダラーで、バンド3を赤色のバンドに、バンド2を緑色のバンドに、バンド1を青色のバンドに選択します。
この画像ではデフォルトの設定で問題ありません。しかしこのダイアログでは色をストレッチすることができます。最小値/最大値の設定を変更して、 ラスター全体または地図キャンバスに対して計算してコントラストを上げることができます。ここではデフォルトのままにしておきます。
タイルを作成する
スマートフォンでリソースをより効率的に利用するために、最も良い方法として、このGeoTiffイメージを.mbtilesファイル形式のXYZタイルに変換することができます。
7. プロセッシングツールボックスで、ラスタツール | XYZタイルの生成(MBTiles形式)をダブルクリックします。
8. をクリックして開いたダイアログでレイヤの領域を使うを選択します。それからsentinelの画像を選択します。
9. 最小ズームと最大ズームを15に設定します。これは、このケースでは最良の妥協点となります。他のケースではこれで実験してみてください。ズームレベルを高くしすぎると、ファイルは非常に大きくなります。小さすぎるとディテールが失われます。範囲を指定すると、ファイルは大きくなりますが、視覚化のパフォーマンスは向上します。
10. 残りの設定はデフォルトのままにして、プロジェクトフォルダ内でファイルを Sentinel_True_Colour.mbtilesとして保存するようにします。
11. 実行をクリックします。
12. 計算が終了したら、Closeをクリックします。
13. ブラウザパネルに行ってSentinel_True_Colour.mbtilesrラスタレイヤを地図キャンバスにドラッグします。
14. ズームして、元の結果と比較してみてください。この場合、結果は問題ありません。そうでない場合は、他のズームレベルでステップを繰り返して、最適なものを選択します。
15. ステップを繰り返して、バンド値がR=4、G=3、B=2の値を持つSentinel_False_Colour.mbtilesラスタを生成します。
16. レイヤパネルからS2_20190330_stack2348_subset レイヤを削除します。
17. プロジェクトを保存します。
このセクションで説明する手順は、ご自身の調査プロジェクトで使用するすべてのオフラインのラスタレイヤに適用できます。