5. 調査地域の境界でレイヤーをクリップ

調査地域の境界ができたので、データセットをさらに準備するために、すべてのレイヤーをその境界でクリップします。

まず、Malawi_GIS_data Geology UTMレイヤーをクリップしてみましょう。

1. メインメニューでベクタ | 空間演算ツール | 切り抜く(clip)... と進みます。

2. 切り抜く(clip)ダイアログでMalawi_GIS_data Geology UTM入力レイヤとして、Shire study areaをオーバーレイレイヤとして選択します。クリップされたレイヤをMalawi_GIS_data.gpkgGeoPackageにShire Geologyという名前で保存します。

Clip dialogue

3. 実行をクリックします。処理のあとダイアログを閉じます。

4. Copy the style from the Malawi_GIS_data Geology UTM layer to the Shire Geology layer as you have learned before in セクション 2で学んだようにMalawi_GIS_data Geology UTMレイヤからShire Geologyレイヤにスタイルをコピーします。

5. 結果が見えるようにその他のレイヤのチェックを外します。

これで、調査地域にGeologyが表示されます。

Geology in the study area

6. 1から5のステップを繰り返し、Malawi_GIS_data Hydrogeology UTMレイヤをShire Hydrogeologyという名前でクリップします。

結果は下の図のようになるでしょう。

Hydrogeology of the study area

ポイントのベクタレイヤに対しても行うことができます。

7. 1から5のステップを繰り返し、ramsar_sites_malawiレイヤをShire Ramsar sitesという名前で同様にします。

8. 1から5のステップを繰り返し、groundwater_monitoring_wellsレイヤをShire groundwater monitoring wellsという名前で同様にします。

結果は、レイヤーを多少シャッフルすることで、このようになります。

Clipped point vector layers

9. 不要になったレイヤーをレイヤパネルから削除します。調査地域のために、以下のレイヤーだけを残しておきましょう。

10. Malawi_GIS_data.gpkg GeoPackageに新しい名前でプロジェクトを保存します。 Shire_groundwaterという名前にします。メインメニューのプロジェクト | 保存 | GeoPackage...から行います。

次のセクションでは、モニタリング井戸に地質と水文地質の属性を追加します。