7. 属性の結合

前のセクションでは、 Shire groundwater monitoring wellsをコピーして wells_hydro_geology Shapefileレイヤを作成しましたが、これには地質と水文地質の属性が追加されています。このレイヤをGeoPackageに追加するには、ブラウザパネルのwells_hydro_geology ShapefileをGeoPackageにドラッグします。しかし、そうすると2つのよく似たレイヤーができてしまいます。

このセクションでは、wells_hydro_geologyレイヤーから新しい属性をShire groundwater monitoring wellsレイヤに結合します。

1. レイヤパネルでShire groundwater monitoring wellsレイヤを右クリックしプロパティを選択します。

2.レイヤプロパティダイアログで タブをクリックします。

3. Click the 新しい結合を追加ボタンをクリックします。

4. ベクタ結合を追加ダイアログでwells_hydro_geology.shp結合するレイヤとして選択します。No結合基準の属性ターゲット属性として選択します。結合フィールドのボックスにチェックを入れ、オプションを広げます。MaIHGComb と MaIGLGのボックスにチェックを入れます。フィールドに接頭辞は不要なので、カスタムフィールド名の接頭辞にチェックを入れテキストを削除します。

5. OKをクリックします。

レイヤプロパティウィンドウには、設定内容の概要が表示されます。

6. OKをクリックしダイアログを閉じます。

7. Shire groundwater monitoring wellsレイヤの属性テーブルを開いて結果を確認します。

Joined attribute table

属性が結合されました。しかし、wells_hydro_geology.shpレイヤを削除すると、結合は解除され、属性は消えてしまいます。これを防ぐために、フィールド計算機を使って属性をコピーします。

8. Shire groundwater monitoring wells レイヤの属性テーブルでボタンをクリックし、編集モードに切り替えます。

9. をクリックしフィールド計算機を開きます。

10. フィールド計算機新しいフィールドを作るの前のボックスにチェックを入れたままにします。出力する属性の名前Geologyと入力します。フィールド型テキスト(string)にします。フィールド長を変える必要はありません。ダイアログの中央にあるフィールドと値を広げて、MaIGLGをダブルクリックして式に追加します。

11. OKをクリックします。

MaIGLGのエントリーがコピーされ新しいGeologyフィールドが追加されているのがわかります。

12. ステップ9から11を繰り返してMaIHGCombをコピーしHydrogeologyという名前で新しいフィールドを作ります。

13.   をクリックし編集モードから切り替えて保存をクリックします。

結果はこのようになるでしょう。

Shire wells attribute table with Geology and Hydrogeology fields

14. 属性テーブルを閉じます。

15. レイヤパネルから wells_hydro_geology.shp レイヤを削除します。 

16. Shire groundwater monitoring wellsレイヤの属性テーブルを再度確認してみます。

結合されたフィールドが今は削除され、GeologyHydrogeologyのコピーされたフィールドが残っているのが確認できます。

Attribute table after removing join

17.  をクリックしてプロジェクトを保存します。

これでプロジェクトのGeoPackageの準備が整いました。