1. 概要

前回のトピックでは、インターネット上にあるデータを利用する方法を学びました。

しかし、ネット上のデータでは入手できなかったり、粗かったりするため、自分でデータを収集しなければならないことがよくあります。最近では、そのためにアプリを使うこともあります。

このチュートリアルを終えると、以下のことができるようになります。

  • QGIS を使用してデータ収集プロジェクトのセットアップをする
  • オンラインとオフラインのレイヤーを持つマップテーマを設定する
  • 入力フォームのデザイン
  • QGISプロジェクトをMarginクラウドサービスと同期させる
  • 携帯電話のInputアプリをMerginクラウドサービスと同期させる。
  • データ収集用のInputアプリの使用
  • 現場で収集したデータをMerginクラウドサービスとQGISプロジェクトに同期させます。

Inputは完全なGIS/マッピングアプリケーションを目的としていません。シンプルさ、使いやすさ、シームレスなデータ同期を念頭に置いて設計されています。

Inputを使用する典型的なワークフローは、以下のステップで構成されています。

  • プロジェクトの準備:ユーザーは背景やデータ収集用のレイヤーを読み込み、入力フォームの設定をし、レイヤーにスタイルを適用し、マップテーマを設定し、収集目的で使用するレイヤーを定義します。
  • データ/プロジェクトの転送:プロジェクトがセットアップされたら、ユーザーはデータをデバイスに転送する必要があります。これはMerginで実現できます。
  • Inputでの作業:マップのナビゲーション、フォームへの入力を含むデータの編集、既存データの表示、変更内容のMerginへのアップロード。

このチュートリアルでは、地下水調査のための現場でのデータ収集のためのワークフローを紹介します。